平凡にやるのも風情

草刈りをした。エンジンがかかるまで一苦労したが、機械は手作業でコツコツとやるより仕事が捗る。3年間刃を替えてないのに何の問題もなかった。
この時期サッカー以外で汗をかくなんて、俺は風呂くらいのものだろう。たまには仕事をしないとな。
夕方は自主練習に励む。少しでもうまくさせるのが俺の本業である。得意なのは学業の方かもしれないが。ただ、サッカーは身体で覚えることもできたりするが勉強はそうはいかない。頭のみで勝負しなくてはならないのが子どもにとって辛いみたいだ。
頭も身体も強い方が楽しい人生ではなかろうか。普通の強さでは普通の人生、変わり者も俺も普通の人生を歩んでいる。世の中面白くないことばかりだが、普通に生きれているなら幸せといもの。草刈り機を手に、サッカーボールを足に、缶コーヒーを片手に数学を楽しむ。ストレスや恐怖を薬に頼ること無くクリアしている。子どもに何かを教えてる時、俺は最高の幸せを無意識ながら感じているのではなかろうかと、近年思うようになってきた。