費用対効果

一年以上もかけて守備の構築をし納得するほどにまでなったものに対して一週間程度の攻撃の仕方の指導によって効果抜群の崩しと守備の崩壊を得た。信頼は一瞬で・・・と同じ現象を見たくないけどこれも能力なので責めようがない。

今日の少年サッカーはボールを蹴れないと勝利はなく、蹴って蹴って蹴りまくることが可能なチームは有効的に蹴らなくても勝つことが簡単になってくる可能性が高い。だから負けず嫌いな子はキックの練習をひた向きにする。蹴る練習をしなくてはボールは蹴れない。

試合に負けたら涙が止まらないのは悲しいからではなく、悔しいからである。それが負けず嫌いなのだから仕方ない。いつも相手チームの子をみてそう思う。

バーモントカップに出れなかった時、本気で泣いたキャプテンのことが脳裏に焼きついている。凄まじい責任感は指導の中で最も重要視してきたこと、効果大の選手に心を奪われた。その映像を更新する日を期待するよりも、効果の薄い選手は晩成型と信じたいし信じるしかないと思ってる。でないと何もないまま。

自分がやるべきこと以外のことまでやり、効果が無であっても、びっくりすることも恐れることもない。
コストパフォーマンスが悪い時もあるものさ。