生き様

自宅には毎日のように年寄りが集まる。朝も早くから、畑をみんなでワイワイやっている。そんな年配の人達に、言い方も横着な俺は、お菓子とお茶を用意している。出すのは母親、俺はただただ買うのみだが。

連中に可愛がられ育った俺の少しばかりの恩返しは、建て前ではなく本音そのもの。今だに刺し身と好物の野菜が日々届くのは、口より行動の俺の態度からなるもの。
まだまだ本音で生きて行きたい。

違法大麻の合法化を叫ぶバカが政治家にいる日本の社会で、本音を隠して人情の薄い人間がヤク中と同レベルな生体だと俺は言い続けている。ハイエナのような生き様は合法、嘘つきも合法、ふざけた冷めた世の中に染まる気にはなれない。ならない。
そんな輩と関わる人間も、関われる時点で近い存在だと感じてきた。

毎日のように来る年寄りたちと、こんな話で意気投合している。
俺も随分と歳を拾ったものだ。